エモンズ(USS Emmons)沈没船・ダイビングライセンス取得

5.0


沖縄最大級の沈没船ダイビング(レックダイビング)スポット、エモンズの沈没船。人気も魅力もあるスポットですが、実際にエモンズでダイビングするためには最上級のスキルと資格が必要になります。それでもエモンズ沈没船に行ってみたい!という方におすすめのダイビングショップがワールドダイビングです。

エモンズ(USS Emmons)ダイビング・沖縄最大の沈没船

エモンズ沈没船とは

エモンズ沈没船は全長106mという沖縄最大級の沈没船です。第二次世界大戦中の米軍の駆逐艦で、沖縄戦において日本軍の神風特攻隊の攻撃により大破。翌日に米軍によって海没処分されました。そして戦後から55年経った2000年に地元の漁師さんの報告がきっかけで沖縄古宇利島の沖で発見されました。

人気のダイビングスポットであるだけでなく貴重な戦争遺跡でもあるエモンズ沈没船。比較的最近に発見されたと言うこともあり、現在も当時の状況などを分析するための調査や研究が続いています。単に巨大な主砲やスクリューに圧倒されるだけでなく、戦争遺跡特有の厳かな雰囲気が感じられるでしょう。中央には後から設置された慰霊碑も見られます。

エモンズ沈没船ダイビングに必要なスキル

一般的に難易度が高いと言われる沈没船ダイビングですが、エモンズ沈没船も例に漏れず上級者向けのスポットになっています。ディープダイビングのスペシャリティが必要な、水深40mまで潜る必要があるだけでなく、周囲の潮の流れもとても速いので上級者でも万全の準備が必要です。

また、周囲に魚雷や爆薬などが残っており、これらは今でも爆発の危険性があります。さらに、最深部は50m、船内にもトイレ、厨房、司令官室など、見どころが多くありますが、水深40m以上や船内に行くにはさらにテクニカルダイビングのライセンスが必要です。

エモンズ沈没船ダイビングにはワールドダイビング

最上級のスキル、ライセンスが求められるエモンズ沈没船。それでもエモンズ沈没船をこの目で見てみたい!という方は、必要となるライセンス(Cカード)取得コースとエモンズ沈没船へのファンダイビングの両方を実施しているショップを選び、ライセンス取得段階からお世話になるのがおすすめ。

エモンズ沈没船は難易度の高いスポットであるため、慣れ親しんだショップ、インストラクターの方と行くのが望ましいからです。実際、リピーター以外にはチェックダイビングを実施しているショップがほとんどです。筆者イチオシのショップはワールドダイビング。沖縄恩納村のダイビングショップで、アットホームな雰囲気とプライベートスタイルの丁寧な指導が魅力です。

エモンズ沈没船ダイビングに必要なライセンス

ワールドダイビングではエモンズ沈没船へのファンダイビングを実施しており、それに必要なライセンス取得のコースも通年開催しています。エモンズ沈没船ダイビングに行くまでに必要なことは以下の通りです。

1. 初心者の場合、オープンウォーターを取得する。
2. 中級者向けのアドバンスウォーターを取得する。
3. ディープダイビング・スペシャリティを取得する。
4. ダイビングの経験を積みスキルを上げる。

エモンズ沈没船ダイビングには中級者向けのアドバンスウォーター(AOW)以上のライセンスが求められます。また、アドバンスウォーターで潜れるのは水深30mまで。エモンズ沈没船ダイビングの水深40mまで潜るには、さらにディープダイビング・スペシャリティを取得する必要があります。ワールドダイビングではe-ラーンニングを利用できるので、各ライセンスを2泊3日程度の沖縄旅行で取得できます。

ワールドダイビングでエモンズ沈没船ダイビングを目指そう!

ここまでのライセンスを取得した上で、上級者向けスポットであるエモンズ沈没船のファンダイビングに参加するには、100本以上のダイビング本数が推奨されています。しかし、ワールドダイビングのリピーターであれば、十分なスキルがあると判断された時点で参加可能です。

また、一度エモンズ沈没船のファンダイビングに参加してみて、さらに深い場所や船内も見てみたくなったら、よりハイレベルのライセンス取得を目指す必要があります。ワールドダイビングでは、レックダイビングのスペシャリティを取得できるほか、日本国内では珍しい、テクニカルダイビングのコースも実施しています。好きなだけ上を目指せる、心強いダイビングショップです。

エモンズでワールドダイビングを利用した体験談

エモンズ(USS Emmons)研究所

昔からダイビングには興味があり、いつかは自分の目で見てみたいと思っていたのが沖縄の海に沈んでいるエモンズです。歴史を感じる沈没船を自分の目で見られるだけで、大きな感動を覚えられるはずだと感じたのがダイビングの取得を目指した理由でした。

私がライセンスを取得するために頼ったのがワールドダイビングで、指導力で優れるだけでなく観光スポットに関する情報にも詳しいところが信頼できます。少人数向けがメインとなっているプライベートスクールなので、少人数でも気軽に利用できます。

浅いところなら潜れるダイビングライセンスを所有していたのですが、エモンズが沈んでいる深さまで潜るためには、新しくライセンスを取得する必要があるので受講しました。スペシャリティライセンスを取得するためのコースは、沈没船見学や夜間ダイビングなどの技術も学べて、教材の分かりやすさでも満足できます。

エモンズ(USS Emmons)ダイビング

水中で撮影できるカメラを使った撮影技術まで学べるのも、ワールドダイビングの指導を受けて良かったと思える点です。指導を受ける前は水中カメラで映像を撮ろうとすると、手元がブレることが悩みの種になっていたのですが、現在ではブレもない映像を撮れています。

インストラクターもスペシャリティライセンスを取得していて、説明の分かりやすさに満足できました。ライセンスを得るために2泊3日ほどの期間は必要になりますが、レッスンが毎回楽しいので辛いとは感じませんし、指導内容も覚えやすいので記憶力に自信がない人にもおすすめです。

レックダイバーの技術を学ぶ際には沈没船の扱いについても学べて、近寄ると危険な部分なども具体的に教えてもらえます。沈没船が水中環境に与える影響や、船の歴史なども丁寧に伝えるといった指導の内容にも満足できました。海の少し深いところに潜ると、思ったよりも体が動かしにくくて最初は混乱しますが、レッスンを受けるうちに落ち着いて体を動かせます。

フィンワークについて練習する際には堆積物を巻き上げないように工夫するといった、環境を保護するために必要な技術を学べたのも良かった点です。自分でも気付かないうちにフィンが沈没船を傷つけてしまう可能性もあるので、フィンワークの知識はとても重要だと実感できます。

そしてライセンスを取得してから、古宇利島の沖に沈んでいるエモンズを見学しに行くことになりました。那覇市から自動車で1時間半から2時間ほどの位置という、交通アクセスも良い位置にある島で観光旅行のついでに立ち寄ります。

アメリカ軍の駆逐艦として活躍した歴史を持ち、沈んでから何十年経っても形が残っているのが、この沈没船に興味を持った理由です。海に潜ってエモンズを実際に見た時に感じたのは、船首にある大砲の迫力の凄さです。未だに折れずに残っている大砲は迫力が凄くて、船内も一部だけなら入れました。全長が106mという大きさなだけあって、出入りできる部分だけでも相当な広さがあります。

トイレなども昔のままの形で残っていて、駆逐艦として本当に運用されていた歴史を感じられました。戦闘によって破壊された船橋部を眺めていると、当時の戦闘の激しさを実感できて、この海に来て良かったと心から思えます。

レッスンで学んだ撮影技術を活かせたおかげで、手ブレもない最高の写真を撮影できて、美しい海の思い出を形として残せました。ダイビングに興味を持っている人で、ワールドダイビングで学べる技術とエモンズを眺めるための観光旅行はおすすめです。

タイトルとURLをコピーしました